クーリングオフ 手続代行
 
クーリングオフ代行
オール電化の契約者を勧誘する、
IH専用鍋セットの訪問販売

過去に、訪問販売などでオール電化 (IHクッキングヒーター) の契約をした方が勧誘の対象となります。

契約後しばらく経ってから、「IHクッキングヒーターの使用方法を説明します」などの名目で訪問を受け、 30万円近くする「IH専用鍋セット」の勧誘を受けることがあります。

よくある勧誘

数ヶ月前、訪問販売業者の勧めでオール電化工事の契約を申し込み、自宅にエコキュートとIHクッキングヒーターを設置した。

以前からオール電化には興味があったので、特に不満も無く、クーリングオフはせずにそのまま使っていた。
契約から数ヶ月が経ち、オール電化工事を契約した訪問販売業者から再び電話があった。

「先日はご契約ありがとうございました。その後、オール電化機器はご利用いただいておりますでしょうか?」

「実は、他のお客様から、「IHクッキングヒーターはガスコンロと勝手が違うので、なかなか使い慣れない」というご相談が寄せられております」

「アフターフォローの意味も込めて、IHクッキングヒーターの使用方法について、もう一度説明させていただきます」

「実際に料理を作りながら説明させていただきますので、キッチンや水道を、少しだけお借りできますでしょうか?。料理も説明も、もちろん無料で行なわせていただきます」

などと誘いを受けた。

自分としても、まだIHクッキングヒーターに慣れていなかったので、担当者に説明に来てもらうことにした。
調理器具と食材を持って、担当者が2人やって来た。

食材の仕込みが終わると、担当者は鍋をいくつか取り出し、IHクッキングヒーターを使いながら、調理と説明を始めた。

「このお鍋はIH対応の鍋ですから、IHクッキングヒーターでも、ガスコンロと同じように料理をすることができます」

「このIH鍋であれば、多層構造鍋なので、熱伝導率が良く、IHクッキングヒーターでも鍋全体にムラ無く熱が伝わります」

「小さな熱も全体によく伝わりますし、特殊技術でコーティングしてありますので、焦げ付きも起こりません。」

などと、繰り返し鍋の良さを説明された。

鍋自体は良い物のようで、確かに料理も上手に調理できていた。

鍋は、セット価格で30万円近くするとのことで、一旦は「高いかな」と購入を躊躇したものの、鍋の良さを繰り返しアピールされて、その気になってしまった。

結局、勧められるまま鍋セットの契約をすることに決め、契約書にサインをした。

その日のうちに商品を受け取り、今まで使っていた古い鍋は、下取りということで、持っていってもらう事になった。
しかし、契約後、家族に鍋セットを購入した話しをしたところ、「高すぎる」と反対されてしまった。

家族に反対されて、冷静になってよく考えると、最初は、IHクッキングヒーターの説明に来るという話だったのに、いつの間にか、IH専用鍋を買う話になっていたことに疑問を感じるようになった。

「IH機器の説明をします」「アフターフォローです」と言っていたが、最初から鍋セットを販売することが目的で自宅を訪問してきたのではないのか?

既に鍋セットは開封してしまっているが、まだ8日間は経過していない。今からでもクーリングオフできるだろうか?


オール電化契約者を狙う二次勧誘は、下記のタイプが見られます。

同じ販売店からの再度の勧誘
以前に訪問販売でオール電化の契約をした同じ販売店が「IH機器の使用方法について説明させていただきます」「調理の実演を行ないますので、キッチンを貸して欲しい」などと、再度訪問してくるケース
関連会社からの再度の訪問販売
以前にオール電化の契約をした販売店の、関連会社を名乗る業者が、「委託を受けて、IH機器の使用方法について説明に伺いました」などと訪問してくるケース
他社からの訪問販売
顧客名簿の売買などにより、オール電化契約者の個人情報を入手した業者から訪問を受けるケース


その他の鍋の訪問販売について、詳しくは、



クーリングオフ手続とは、契約者自身が
自分で証拠書類を確保する手続です。
電話や口約束では、証拠は残りません。
明確な証拠を残すには、書面による手続、
特に  内容証明郵便 がお勧めです。
また、  専門事務所の手続代行 により、
相手からの再説得や、トラブルを抑止します。

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