クーリングオフ 手続代行
 
投資マンション クーリングオフ 解約 妨害
投資マンション
申込書や契約書を渡されない

悪質な担当者は、サインをさせた購入申込書や契約書をその場で回収し、本人に渡さないことがあります。

ローンの審査に必要な書類なので、
この書類は当社が預かり、銀行に提出します
ローンの面接が済んだら書類をお渡しします

などと言って、書類を持ち帰ってしまうことがあります。

名刺しか渡されていない
物件概要のチラシしか渡されていない
ローン返済のシミュレーション表しか
渡されていない
中には「名刺も何も渡されていない」
というケースも

そのため、

どんな書類にサインをしたのか
購入申込書だったのか
契約書だったのか
重要事項説明書だったのか
ローン審査のための書類だったのか
何かの委任状だったのか

本人控えを渡されていないため、よく判らないことがあります。

クーリングオフ手続をするべきかどうか、書類が無いと、その判断が遅れてしまう。
書類の内容を自分で確認できないため、申し込みや契約をした認識があまり無く、高額な契約をしたという自覚が薄くなってしまう
手続きがどこまで進捗しているのか、契約書類が手元に無いと、実感が湧かない。
名刺とローン返済のシミュレーション表、物件のチラシしか渡されていないため、物件の売主が誰なのか、よく判らないことも

また、悪質な担当者が、実際には重要事項説明を行い、売買契約書にサインさせているにもかかわらず、「まだ契約にはなっていない」などとウソを言って、混乱させることもあります。

よくある、誤解を招く説明
まだ仮契約で、本契約ではない
これは、仮の書類です。仮契約書です
ローンの審査のためのもので、契約書ではない
ローン契約がまだなので、正式な契約ではない
書類は、ローン面接が済んだらお渡しします

この、

「まだ正式な契約ではない」と説明する
契約書類の控えを、本人に渡さない

という行為は、宅地建物取引業法上、問題のある行為ですが、悪質な投資マンション業者で多用されている手法です。

契約書類を渡さないことにより、
契約者が解約したいと考えても、契約書類が無いため、契約の詳細が判らない。
解約したければ、担当者と連絡をとるしかなく、監視しやすい状況を作り出すことができる。契約者が解約を考え始めたら、すぐに把握できる。


契約書や、重要事項説明書を渡されない


銀行のローン面接を急がせる業者があります。

特に注意を要するのは、

契約書類を渡さないことで、高額な契約をした認識を希薄にさせて時間を稼ぎ、
契約手続きを一気に進めて、逃げられないようにする。
解約したいと考え始める前に、銀行のローン面接を受けさせ、銀行融資を実行させる。
売買代金が販売店(売主)に全額支払われ、物件の引渡が完了すれば、それ以降、クーリングオフや手付解除が困難となる。

銀行のローン面接まで一気に手続きを進められてしまい、いつのまにかクーリングオフや手付解除が困難な状況に持ち込まれてしまうケースがあります。

よくあるトラブル
マンション経営について、担当者から呼び出され、ファミリーレストランで説明を受けた。

しばらく説明を聞いていたが、そのうち担当者から、

「ローンが通るか、試しに審査を受けてみましょう。審査を受けるために、この書類に記入して下さい」

「これはあくまで仮の契約です。銀行でローン審査を受けるための、便宜上のものですから、正式な契約書ではありません」

「この物件について、購入を検討していますよ、購入の意思はありますよ、ということを、銀行に説明するための書類です」

「ローンの審査が通りましたら、そこから本契約の手続きに入ります」

「この書類は、ローンの審査を受けるために銀行に提出しますので、当社で大切に保管させていただきます」

などと説明され、とりあえず仮契約ということで、書類にサインをすることになった。

担当者からは、「他に必要な書類は、私が取りに行きます」と言われ、市役所で書類を取るための委任状も書かされた。
その後、1週間ほど経ってから、銀行でローンの面接を受けさせられた。
ローン面接を受けて数日経ってから、契約書が自宅に郵送されてきた。
契約書を受け取ってから、マンション経営について、自分なりにいろいろ検討してみたが、やはり契約をやめたいと思うようになった。
そこで、担当者に電話をして、クーリングオフしたいと申し出ることにした。

自分としては、ローン面接の日が本契約の日だと思っていたので、「契約から8日間以内だし、まだクーリングオフできるはず」と思っていたが、

担当者からは、

「銀行からの融資が実行されて、売買代金の支払いは完了しています」

「売買代金の全額の支払いが完了していますし、物件の引渡しも完了していますので、もう解約は出来ません」

「クーリングオフはもちろんのこと、もう手付解除も出来ません」

などと言われてしまった。
契約書を確認すると、契約日が、担当者とファミリーレストランで会った日の日付けになっていた。

契約書を渡されるのが遅かったため、今まで気付かなかったが、ファミリーレストランで書いた書類が、正式な売買契約書だったことに、ようやく気が付いた。


銀行のローン面接を急がせる業者
申込書にサインした場合、
申し込みの撤回が必要です

投資マンション 事例集 に戻る
投資マンション 解約 内容証明
行政書士 宅地建物取引士 マンション管理士
投資マンション クーリングオフ 解約 妨害
Index に戻る