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  集団セミナー (勧誘の舞台装置は派手に演出)
  マルチ商法 ネットワークビジネス MLM   喫茶店・ファミレスでのABC (長時間の本格的勧誘)
  悪徳マルチ商法 勧誘の流れ   契約後のトレーニング (毎日参加させ、冷静にさせない)

2.集団セミナー (勧誘の舞台装置は派手に演出)

 本格的勧誘の開始

この段階まで残った人は、特に選ばれた人(勧誘対象者)です。
勧誘対象として選別された人は、集団セミナーへの招待を受けます。

通常、マルチ商法の勧誘には大きく分けて2つのパターンがあります。

 1.集団セミナー (とてつもなく偉い人の講演) によるイメージ勧誘
 2.ABC (喫茶店で囲まれて勧誘) による個別の勧誘

集団セミナー → 喫茶店でのABC → クロージング → さらに深夜のファミレスへ

が、よくある流れです。


 イメージが大事

この集団セミナーは「儲かる凄い話」を印象付けるために、できるだけ大掛かりに、
できるだけ派手に仕掛ける事が重要となります。

「集客力」「集金力」「収益力」を誇示するために、組織力をフル動員して
大ホールを埋め尽くし、異様なハイテンションの中、
とてつもなく偉い人(自称)の御高説を拝聴することとなります。

 とにかく豪華に。大掛かりな演出。
 夢トーク、銭トークに終始。夢=金という価値観を披露
 とにかく上下関係や肩書きにこだわる
 「凄い人」と呼ばれるカリスマ役が必ずいる
 とりあえず楽しい雰囲気を演出。グループへの帰属意識を持たせる


 セミナーへのお誘い

事前の面談で絞り込まれた勧誘対象者は、殆どの場合セミナーへの参加を促されます。

「○○さんが貴方のために最前列の席を取っておいてくれた」
「○○エグゼクティブという、もの凄く偉い方のとってもためになる話が聞ける」

「セミナーに参加すればこのビジネスの詳しいことが分かる」
「セミナーで成功への秘訣が聞ける。成功した人の成功体験から学ぼう」
「きっとこのセミナーで人生観が変わる。私もこのセミナーで人生観が変わった」



 カリスマの活用

セミナーの前には、必ず「今日は普段滅多にお目にかかれない凄い人が来る」、
「成功者から凄い内容の話が聞ける」という事前の印象付けが念入りに行われます。

「憧れのカリスマ」「貴方も頑張って○○エグゼクティブのような成功者になろう!」

カリスマをひたすらヨイショして、「このビジネスを頑張れば憧れのカリスマになれる」と
思い込ませることが重要なポイントです。

「カリスマは億単位の収入がある」
「カリスマのダウンラインは数万人いる」
「成功者になるには、成功者から指導を受けるのが当然の流れだよね」
「君の外野がこのビジネスを否定しようとしても、現に、成功者がこうしているんだよ」
「サラリーマンの君の友達と、成功者とは、考え方が根本的に違う、だから成功するんだよ」
「カリスマは国際的機関でも活躍しているVIPなんだ」
「カリスマは慈愛に満ち溢れている」。。etc

( ゚д゚)ポカーン


 会場は異様な雰囲気

セミナー会場に到着すると、勧誘対象者と紹介者で会場は異様な熱気に
包まれています。というか、異様な熱気を演出しているんですが。。。

壇上からの客いじりに過剰に反応したり、熱烈な拍手をしたり、
オヤジギャグに大爆笑したりと、勧誘対象者に「このビジネスはすごい」
「みんな活力に溢れている」「ここでなら夢が実現できる」と印象付けようと
必死になってテンションを上げてきます。

そんな異様な演出の中、「とてつもなく偉くて大成功した人」と称する人物が
壇上に登場します。



 カリスマ登場

熱烈な拍手、満場の尊敬のまなざしの中、カリスマは熱く語り始めます。

 「夢はありますか?」
 「このビジネスはとにかくすばらしい」
 「アメリカでは常識となっている。知らないのは日本人だけ」
 「アメリカ大統領も絶賛している」
 「アメリカの大学では最新の流通システムとして必修科目だ」
 「このビジネスは全く新しいシステムでマルチまがいとは全く異う」
 「マルチ商法とマルチまがいの違い」
 「マルチまがい批判」「ネズミ講批判」
 「悪質なマルチまがいに騙されるな」「我々は違う!」
 「今がチャンスだ」「頑張れば誰でも出来る」
 「サラリーマンは駄目だ。奴らは屑だ」「成功者を目指せ!」
 「芸能人の誰それもこのビジネスをやっている」
 「アメリカではこのビジネスは当たり前だ。社会的地位も高い」
 「このビジネスは合法で○○省のお墨付きだ」
 「この健康食品で病気が無くなる」
 「ダイオキシンがどーのこーの」「添加物がどーのこーの」
 「食と健康」「美容と健康」「安眠」「我々は健康促進企業だ」

ここからは自慢話が始まります

 「私は○億円稼いでる」
 「私は印税的収入、権利収入だけで何もしないでも遊んで暮らせる」
 「私はビジネスジェットで世界中を飛び回ってる」
 「政治家や経済界の重鎮とも親交がある」
 「芸能人の○○ちゃんともよく遊ぶんだよ」
 「私は今でこそ成功者だが、このビジネスをはじめた時は苦労した」
 「身近な人間に理解してもらえないビジネスでは成功できないと思い、
  まず大切な人に理解してもらおうと決意した」
 「親がこのビジネスの魅力を理解してくれたとき、初めてこのビジネスの
  本当の魅力が理解できた」
 「大切な人に自分を売り込むことが出来れば成功への道が開ける」
 「大切な人にこのビジネスを伝えないことは人の道に反する」
 「口コミの力は偉大。大切な人にこそ、口コミでこのビジネスのすばらしさを伝えよう」



 使用前・使用後

続いて「このビジネスに参加してこんなに人生が変わった」というサクラが登場します。

「このビジネスを知る前は、平凡で惨めな人生でした。お金も無く、自信もなく、
 夢もない淋しい毎日。それがこのビジネスとめぐり合えたお陰で人生バラ色に。。」

「夢は見るものではなく実現するものなんだと教えられました!
 私の夢は高級外車を買って、マンションを買って、自分の会社を興して、
 ○○エグゼクティブのような成功者になることです。
 さあ、皆さんも共に夢を実現しましょう!」


 喫茶店・ファミレスへ移動

セミナーが終了すると、喫茶店・ファミレスなどへ移動し、引き続き勧誘・クロージングとなります。異様な雰囲気に呑まれて興奮状態となった方は、喫茶店で更に駄目を押されて契約書にハンコを押すこととなります。

セミナー会場から移動する時間が勝負です。
この時点で残った勧誘対象者はかなりの確率で契約に至ります。
まさに「特別に選ばれし者」です。


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